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足元パネルヒーターの電気代は1時間4円!実測で分かった本当のコスパ

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足元パネルヒーターの電気代は1時間4円!実測で分かった本当のコスパ








足元パネルヒーターの電気代は、1時間でいくらかかるのでしょうか。

こたつに似た形をしているため強い設定で使うと電気代が高くなるんじゃないの?

maru

そう思いがちですよね。
電気代はふつう、消費電力に電気の単価をかけて計算します。
足元パネルヒーターの多くは160〜200Wなので、31円/kWhで計算すると1時間5〜6円です。

ただ、その通りになるとは限りません。

そこで、デスクパネルヒーターをワットチェッカーにつなぎ、強・中・弱の3段階で電力量を測定しました。

この記事の結論

足元パネルヒーターの電気代は

いちばん強い設定でも1時間あたり約4円でした。

出てきた数字、計算で求めた金額とまったく違うじゃん。何で?

maru

その理由を含め実測した足元パネルヒーターの電気代と、どの設定で使うのがいちばん得なのかを解説します。

これを読めば、電気代を気にする不安が解消されます。

足元パネルヒーターの購入を迷っている人は、使い方に合った電気代かどうかを確かめてみてください。

  • 足元パネルヒーターの電気代が知りたい。
  • 足元パネルヒーターの暖かさが知りたい。
  • 足元パネルヒーターのタイプが知りたい。

足元パネルヒーターS-TA70022A
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 強でも1時間4.03円。中なら2.39円
  • 足を4面で囲むが外側は熱くならない
  • 切り忘れの心配がない
  • たたむと厚さ1cm・1.8kg
デメリット
  • 部屋は暖まらない
  • 3時間で切れるので長く座る日は入れ直しが要る
  • 毛布やひざ掛けを掛けてはいけない
  • 3段階のランプがわかりずらい
maru

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目次

足元パネルヒーターの電気代はいくらかかるのか

足元パネルヒーターの電気代は1時間たった4円

足元パネルヒーターの電気代を知るために、まずは実際に測定した金額を紹介します。

結論!強で1時間4円、中なら2.4円

足元パネルヒーターの電気代は、いちばん強い設定でも1時間あたり約4円でした。

使ったのは、パネルを立てて足元を囲う4面発熱のヒーターです。
消費電力が公表されていない機種なので、測るところから始めました。

maru

温度を3段階に切り替えながら、それぞれ1時間ずつ運転して積算した結果が下の表です。

温度設定ごとの電気代(室温28℃・31円/kWhで計算)

スクロールできます
設定1時間の電気代平均の消費電力
強4.03円130W
中2.39円77W
弱中と同じか、それ以下測定器の限界で出せず

強から中へ落とすだけで、電気代は4割ほど下がります。

4割も?!

金額にすると1時間で1.6円のちがいです。

弱まで落とした場合は、使った測定器では中との差を読み取れませんでした。

ヒーターが動いている時間は弱のほうが短いので、中より安くなります。

maru

理由は後ほどくわしく説明します。

どうやって測ったか

金額の出しかたを先に書いておきます。

使ったのは、コンセントとヒーターのあいだにはさむタイプの測定器です。

エコチェッカー

使った電力量と金額を積算してくれるので、1時間ぶんをまとめて読み取れます。

測定の条件

測定器REVEX 節電エコチェッカー ET30D
電気の単価31円/kWh
室温28℃(強のみ25℃でも測定)
運転時間強・中・弱をそれぞれ1時間
エアコン使わない
測り始め本体が冷えた状態から

エアコンを止めたのは、ヒーターだけが使った電気の量を知りたかったからです。

瞬間の消費電力を1回だけ見る方法では、正しい金額にたどりつけません。

ヒーターは数十秒ごとに動いたり止まったりするので、見た瞬間によって数字が大きく変わってしまいます。

1時間ぶんを積算すれば、動いた時間も止まった時間もまとめて平均されます。

消費電力から計算した金額とは2円ちがう

電気代を紹介しているサイトの多くは、消費電力に電気の単価をかけて金額を出しています。

今回の機種で、動いているときの消費電力を測ると最大200Wでした。

200W÷1000×1時間×31円で計算すると、6.2円という答えになります。

ところが実際に1時間つけて測った強の電気代は4.03円で、計算で求めた金額より2円以上も安くなりました。

割合にすると、計算値のおよそ6割という結果です。

計算で出した金額と、実際に測った金額

スクロールできます
1時間あたり
動いているときの200Wで計算6.20円
実際に測った値(強)4.03円
差2.17円

なぜ差が生まれるのかというと、ヒーターが1時間ずっと電気を使い続けているわけではないからです。

設定した温度に届くといったん止まり、下がるとまた動き出すしくみになっています。

へぇそうなんだ。

止まっている時間のぶんだけ、計算で出した金額から離れていきます。

maru

動きのくわしい中身は、このあと数字とともに紹介します。

1日・1か月で足元パネルヒーターの電気代はいくらになるか

1時間あたりの金額が分かれば、毎日の使い方に当てはめられます。

デスクワークで3時間ほど使う人と、在宅勤務で8時間つけっぱなしにする人で計算してみました。

使う時間ごとの電気代(1か月は30日で計算)

スクロールできます
使い方強の1日/1か月中の1日/1か月
1日3時間約12円/約360円約7円/約215円
1日5時間約20円/約605円約12円/約359円
1日8時間約32円/約970円約19円/約575円

中で1日8時間使っても、1か月の電気代は600円ほどにおさまります。

毎日かなり長く使う計算なので、デスクの下だけという使い方ならもっと安くなるでしょう。

maru

冬のあいだ4か月ほど使うとすると、強でも4,000円弱という金額です。

範囲が小さいだけにエアコンで部屋全体を暖めるのと比べれば、ずいぶん負担少ないね。

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足元パネルヒーターのタイプと消費電力の違い

足元パネルヒーターのタイプは2つ電力はほぼ同じ

足元パネルヒーターにはいくつかのタイプがあり、消費電力も形によって変わります。

足元パネルヒーターの形は大きく2つ

足元パネルヒーターと呼ばれる製品は、形で2つに分けられます。

足元パネルヒーターの2つの形

スクロールできます
形どんな形か商品名によくある言葉
箱型パネルを立てて3〜7面で囲み、上から足を入れる3面発熱/5面/7面発熱
筒型円筒のようにぐるりと囲むラウンド型/360度/円柱

今回測ったのは、4面で囲む箱型です。

どちらも「折りたたみ」と書かれていることが多いのですが、たたんでしまえるという意味で、形のちがいを表しているわけではありません。

床に敷くだけの平たいものもありますが、数は少なく、中身はホットカーペットに近い製品でした。

maru

自分の欲しい機種がどちらにあたるのか、まず見分けてみてください。

売れている機種の消費電力は160〜200W

通販サイトでレビューの多い6機種について、販売ページに書かれた消費電力を調べました。

箱型も筒型も混ざっています。

レビュー数の多い機種の消費電力

スクロールできます
レビュー件数消費電力
6,425件160W
5,006件180W
3,559件195W
1,459件180W
1,265件200W
1,161件166W
今回測った機種記載なし

よく売れている機種の消費電力は160Wから200Wのあいだに収まっていました。

平均するとおよそ180Wです。

maru

今回の機種は消費電力が公表されていませんでしたが、動いているときを測ると最大200Wでした。

売れている機種とほぼ同じ範囲です。

形が違っても電力が近いので、測った結果はほかの機種にも当てはめやすくなります。

自分の機種の電気代を知る方法

今回の測定では動いているときの最大200Wに対して、1時間の平均は130Wでした。

割合にすると6割ほどです。

同じ割合を当てはめると、手元の機種のおおよその電気代が見えてきます。

カタログの消費電力から見積もる電気代(強で使った場合)

スクロールできます
カタログの消費電力計算で出る金額実際はこのくらい
160W4.96円/時約3.1円/時
180W5.58円/時約3.5円/時
195W6.05円/時約3.8円/時
200W(今回の機種)6.2円/時4.03円(実測)

手元の機種の消費電力に0.6をかければ、実際の電気代に近い金額が出せます。

ただし必ず6割になるとはかぎりません。

maru

部屋の寒さや設定した温度によって、動いている時間の長さが変わるためです。

温度を下げて使えば、中で測ったときのように4割近くまで下がります。

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実測に使った足元パネルヒーターはこれ

測ったのはこの機種

足元パネルヒーターの電気代を測るために使った機種と、測定の条件を紹介します。

測ったのは4面発熱のパネルヒーター

測ったのは、パネルを立てて足元を囲うタイプの機種です。

取扱説明書には「KUNGIX デスクパネルヒーター TA70022A」と書かれています。

測定に使った機種のスペック

型番TA70022A
発熱する面内側の4面(外側は発熱しない)
温度調節強・中・弱の3段階
サイズ使用時 40×29×52cm
たたむと 53×40×1cm
重さ約1.7kg(実測1.8kg)
電源コード約1.5m
安全機能3時間で自動的に切れる
倒れると止まる
過熱を防ぐ
保証期間6ヶ月
maru

重さを測ってみると1.8kgで、2Lのペットボトルより少し軽いくらいでした。

足を囲む4面が発熱する

3枚のパネルで前と左右をおおい、足を乗せる底の部分と合わせて4面が発熱します。

上部に毛布を取り付けた状態の足元パネルヒーター
毛布は本体にファスナーで取り付ける

上からかぶせる毛布が付いていて、ファスナーで本体に取り付けるしくみでした。

外側の面は発熱しないと取扱説明書に書かれていて、内側だけが暖かくなる作りです。

囲いのなかに熱をためる形なので、同じ電力でも暖かさを感じやすくなります。

たたむと厚さ1cmほどの板になり、使わない時期はすき間にしまえました。

たたむと厚さ1cmほどの板になり、すき間に収納できる

遠赤外線で足元だけを暖める

商品名には「遠赤外線」と入っています。

足元パネルヒーターの多くが、同じように遠赤外線をうたっています。

遠赤外線は、空気ではなく当たったものを直接あたためる性質を持っています。

maru

たき火にあたったとき、まわりの空気は冷たいのに体の表面だけ熱く感じるのと同じしくみです。

だから部屋の空気はほとんど暖まらず、囲われた足だけがあたたかくなります。

電気代が小さく済むのも、暖める範囲がせまいからです。

逆にいえば、部屋ぜんたいを暖めたい人には向きません。

温度は3段階。ここで電気代が変わる

コントローラーのボタンを押すたびに、強・中・弱と切り替わります。

コントローラー。スタンバイ・強・中・弱がランプの色で表示される

販売ページには、強が60〜75℃、中が50〜60℃、弱が40〜50℃と書かれていました。

実際に運転して1時間後の表面温度を測ると、足を乗せる面が34〜37℃、側面が37〜42℃です。

表示されている温度より低い結果になりました。

熱くなりすぎないという意味では、安心できる数字。

maru

そしてこの3段階が、電気代を大きく左右します。

強と中では、1時間あたりの金額が4割ちがいました。

3時間で切れる・倒れると止まる

安全にかかわる機能が3つ付いています。

一つ目

電源を入れてから3時間で自動的に切れるタイマーです。

取扱説明書には「使用後の切り忘れ防止にも効果的です」と書かれています。

二つ目

本体が傾くと運転を止める装置です。

まっすぐに戻すと運転を再開し、上下を逆に置いた場合は電源が入りません。

三つ目

温度が上がりすぎないようにする過熱保護です。

取扱説明書の「安全な機能」。転倒時自動OFF・3時間自動オフ・過熱保護の3つ

足元に置いて長時間使う器具なので、切り忘れと転倒に備えがあるのは心強いところです。

maru

なお、箱を開けたときに少しにおいがありました。

取扱説明書にも「購入後しばらくはにおいがすることがあります」と書かれていて、新品のものにありがちなにおいという程度です。

消費電力がどこにも書かれていない

電気代を計算するには消費電力の数字が要ります。

maru

ところが、肝心の数字を探しても見つかりませんでした。

まず取扱説明書の製品仕様を見ると、書かれていたのは電圧だけです。

取扱説明書の製品仕様。定格電圧はあるが消費電力の記載がない

消費電力が何ワットなのか、取扱説明書には載っていませんでした。

購入した通販サイトの商品ページにも、消費電力の記載はありません。

同じ型番をあつかう別の販売ページをいくつか見ると、205Wと書かれているところもあれば、198Wとしているところもありました。

数字が統一されていないうえ、メーカーの公式な仕様書も見あたりません。

買った人が消費電力を知る手段がない、という状態なのか。

maru

ただ、実際に測ってみると、消費電力が分からないことは大きな問題ではありません。

仮に205Wと書かれていたとしても、その数字で計算した電気代は、実際の金額とは合わなかったからです。

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足元パネルヒーターの電気代が計算より安くなる理由

なぜ計算より安いか

足元パネルヒーターの電気代が、カタログの数字から計算した金額より安くなる理由を、実測した結果から解説します。

ヒーターは動いたり止まったりしている

消費電力の表示をながめていると、数字が目まぐるしく変わります。

190W前後で動いていたかと思えば、すっと0Wに落ちました。

しばらくするとまた190Wに戻り、同じ動きをくり返しています。

maru

止めたり動かしたりしているのは、サーモスタットという部品です。

サーモスタットは温度を見張っていて、設定した温度まで上がると電気を切り、下がってくるとまた入れる働きをします。

こたつも電気毛布も炊飯器も、温度を一定に保つ家電にはたいてい入っているやつだね。

こたつがずっと熱くなり続けずに、ちょうどいい温度で止まっているのも同じしくみです。

maru

つまり足元パネルヒーターは、1時間のあいだずっと電気を使い続けているわけではありません。

動いている時間と、止まっている時間があります。

商品ページに書かれている消費電力は、あくまで動いているときの数字です。

そこに時間をかけ算すると、止まっている時間のぶんまで電気を使った計算になってしまいます。

なるほどね〜。

計算で出した金額が実際より高くなるのは、そのためです。

どれくらい止まっていたのかは、測定器の「使用時間」という表示で分かりました。

電気が流れていた時間だけを数えてくれる表示です。

1時間つけていても、表示はそれより短くなりました。

つけていた時間と、実際に電気が流れていた時間

スクロールできます
設定つけていた時間電気が流れた時間
強65分58分
中70分47分
弱60分37分

弱なら、1時間つけていても電気が流れていたのは37分ほどでした。

動いている時間を秒単位で数えてみた

どれくらいの間隔で動いたり止まったりするのか、消費電力の表示を見ながら秒数を数えました。

中

中で70分運転したときの通電時間は47分だった

弱

弱で1時間運転したときの通電時間は37分だった

強

強で65分運転したときの通電時間は58分だった

電源を入れた直後と、30分たってからの2回ぶんです。

ヒーターが動いている時間と止まっている時間(室温28℃)

スクロールできます
設定電源を入れた直後30分後動いている割合
強約2分半つけっぱなし
そのあと30秒動いて5秒休む
30秒動いて10秒休む75%
中15秒動いて5秒休む20秒動いて10秒休む67%
弱20秒動いて10秒休む15秒動いて15秒休む50%

強だけ、電源を入れてから2分半ほどまったく止まりませんでした。

中と弱は、最初から15秒から20秒ごとに休んでいます。

30分たつと、どの設定も休む時間が長くなりました。

部屋とヒーター本体が温まって、温度を保ちやすくなるためです。

弱にいたっては、30分後には動いている時間と休んでいる時間が半々になっていました。

動いているときの電力は3段階とも同じだった

サーモスタットが止めたり動かしたりしているなら、動いているときの電力はどうなっているのでしょうか。

測ってみると、意外な結果が出ました。

動いているときの消費電力(実測)

スクロールできます
温度設定動いているときの消費電力
強(60℃)198W
中(55℃)189W
弱(50℃)195W

強でも弱でも、動いているときの電力はほとんど変わりませんでした。

実際の表示を3段階ぶん載せておきます。

中

中で運転中の消費電力は189W

弱

弱で運転中の消費電力は195W

強

強で運転中の消費電力は198W

強でも中でも弱でも、表示はいつも185Wから198Wのあいだでした。

温度設定を変えても、ヒーターが出す力そのものは変わっていません。

変わるのは動かしている時間の長さだけです。

maru

強は長めに動かして高い温度を保ち、弱は短く動かして低めに保つ、となっています。

だからこそ、設定を下げると電気代が下がります。

販売ページによっては205Wや198Wと書かれていますが、どれも動いているときの値を示したものだと分かります。

1時間の平均は、そのおよそ6割でした。

中と弱の差は測りきれなかった

測定器に出た電力量は、中も弱もどちらも0.09kWhでした。

中

中の積算電力量は0.09kWh

弱

弱の積算電力量も同じ0.09kWh。測定器では差が出なかった

使った測定器は0.01kWh刻みの表示なので、1時間で0.1kWhに届かない領域では細かい差を読み取れません。

中と弱のちがいは、刻みのなかに埋もれてしまいました。

ただし動いている時間を数えると、30分の時点で中は67%、弱は50%です。

休んでいる時間が長いぶん、弱のほうが安くなるはずです。

金額としてはっきり示せるのは、強と中のあいだの差までになります。

部屋の温度でも電気代は変わる

同じ強の設定を、室温25℃の日と28℃の日の2回測りました。

同じ「強」でも室温で電気代が変わる

スクロールできます
室温1時間の電気代30分後に動いている割合
25℃4.29円80%
28℃4.03円75%

部屋が3℃暖かいだけで、電気代は6%ほど安くなりました。

動いている割合も80%から75%に下がっていて、金額の差とぴったり合います。

maru

寒い部屋では温度を保ちにくいので、止まっている時間が短くなります。

逆に部屋が暖かければ、ヒーターは休みながら温度を保てるわけね。

エアコンと一緒に使うと、足元パネルヒーター側の電気代は下がるという理屈です。

こたつやエアコンと足元パネルヒーターの電気代を比べる

こたつやエアコンと比べる

足元パネルヒーターの電気代が、ほかの暖房器具と比べてどのくらいなのかを見ていきます。

こたつとは見た目が似ているだけで中身がちがう

パネルを立てて足元を囲う形は、こたつによく似ています。

似ているぶん、こたつの感覚で想像しちゃうんだよね。

ところが実際に測ってみると、中身はずいぶん離れていました。

こたつと足元パネルヒーターのちがい

スクロールできます
こたつ(強)足元パネルヒーター(強)
消費電力500〜600W130W(実測の平均)
1時間の電気代約4〜5円4.03円(実測)
表面の温度60〜70℃37〜42℃(実測)
暖める範囲布団の中ぜんたい足元だけ

こたつは熱源の消費電力が大きいかわりに、布団で熱をとじこめるので止まっている時間が長くなります。

そのため1時間あたりの電気代で見ると、足元パネルヒーターと大きくは変わりません。

はっきりちがうのは表面の温度です。

こたつの強は熱すぎると感じるほどですが、足元パネルヒーターは体温より少し高い程度でした。

maru

「強にしたら熱くなりすぎるのでは」という心配は、こたつの記憶から来ているのかもしれません。

ほかの暖房器具との電気代のちがい

よく使われる暖房器具の電気代を、同じ31円/kWhで並べてみました。

暖房器具ごとの1時間あたりの電気代(31円/kWhで計算)

スクロールできます
暖房器具消費電力1時間の電気代
足元パネルヒーター(中・実測)77W2.39円
足元パネルヒーター(強・実測)130W4.03円
こたつ500〜600W約4〜5円
ホットカーペット(2畳)約500W約9円
セラミックファンヒーター約1,200W約37円
電気ストーブ約800〜1,000W約25〜31円
エアコン(暖房・6畳)約400〜900W約12〜28円

足元パネルヒーターは、ほかの電気暖房とくらべてひとけた小さい電気代でした。

maru

セラミックファンヒーターや電気ストーブとは、9倍前後の開きがあります。

ただし安さには理由があります。

足元しか暖めないので、部屋の空気はまったく暖まりません。

部屋を暖める器具とは役割がちがう

エアコンやファンヒーターは、部屋の空気ぜんたいを暖めます。

足元パネルヒーターがするのは、足のまわりだけを囲って冷えを止める仕事です。

同じ暖房器具という名前でも、やっている仕事がまったくちがいます。

電気代だけを見くらべて「エアコンより安いから置きかえよう」と考えると、思っていた暖かさになりません。

maru

相性がいいのは、組み合わせて使う方法です。

エアコンの設定温度を1℃下げて、足元はパネルヒーターでおぎなう、という使い方になります。

実際、部屋が暖かいほどパネルヒーター側も休む時間が増えて安くなります。

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足元パネルヒーターはつけっぱなしでも電気代は大丈夫か

つけっぱなしでも電気代は大丈夫か

足元パネルヒーターをつけっぱなしにしたとき、電気代がどこまでふくらむのかを解説します。

つけっぱなしにした場合の電気代

実測した1時間あたりの金額をもとに、長くつけた場合を計算しました。

長時間つけた場合の電気代(31円/kWh)

スクロールできます
つけている時間強中
8時間約32円約19円
12時間約48円約29円
24時間約97円約57円

24時間つけっぱなしにしても、中なら60円ほどでおさまります。

maru

電気ストーブを24時間つけた場合は600円を超えるので、桁がひとつちがう計算です。

電気代の面から見れば、つけっぱなしを心配する必要はないんだ。

そもそも3時間で自動的に切れる

ただし今回の機種には、つけっぱなしにならないオフタイマーが組みこまれています。

電源を入れてから3時間たつと、自動的に切れる作りになっています。

説明書には「使用後の切り忘れ防止にも効果的です」と書かれています。

maru

つまり24時間つけっぱなしにしようとしても、3時間ごとに入れ直す必要があります。

切り忘れて朝まで、という心配がないのもいいね。

オフタイマーの時間は機種によって3時間だったり6時間だったりするので、買う前に確かめておくと安心です。

エアコンの「つけっぱなしが安い」は当てはまらない

エアコンでは「こまめに消すより、つけっぱなしのほうが安い」といわれます。

maru

立ち上がりに大きな電力を使うので、消して入れ直すと損になるという理屈です。

これも同じじゃないの?

席を外すなら、消したほうが安いという結果になります。

立ち上がりで止まらずに動き続けたのは、強で約2分半だけです。

中と弱は、電源を入れた直後から15〜20秒おきに休みはじめました。

maru

つまり中と弱には、立ち上がりで電気を多く使う時間がそもそもありません。

強の2分半を金額にしても、入れ直しで余分にかかるのは0.1円に届きません。

離れる時間が10分でも1時間でも、この関係は変わりません。

とはいえ1時間つけていても2〜4円の機器なので、差は1円もありません。

電気代で決める話ではない、ということね。

そのうえ3時間で自動的に切れるので、つけっぱなしという選択肢は最初からありません。

maru

戻ってきて足が冷えていたら入れ直す、という使い方で十分です。

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足元パネルヒーターの電気代を抑える使い方

電気代を抑える使い方

足元パネルヒーターの電気代をもっと安くするために、実測から分かった使い方を紹介します。

中で使えば4割安くなる

いちばん効くのは、温度を強から中に落とす方法です。

測定では、強の4.03円に対して中は2.39円でした。

弱まで落とすと、測定器では中との差を読み取れないほど小さくなりました。

気になるのは、暖かさがどれだけ落ちるのかという点。

maru

実際に足を入れて表面の温度をもう一度くわしく見てみます。

強と中で、暖かさの感じ方はほとんど変わりませんでした。

弱まで落としても「すこし違うかな」という程度で、足を乗せた感じは十分あたたかいままです。

表面の温度を測ってみると、理由が分かりました。

設定ごとの表面温度(運転1時間後・室温28℃)

スクロールできます
設定足を乗せる面側面
強36℃42℃
中34℃40℃
弱37℃40℃

設定を変えても表面の温度はほとんど動いていません。

変わるのは温度にたどりつくまでの速さと、保つために動いている時間の長さだけです。

暖かさが同じなら、中や弱で使うほうが得だといえます。

なお、接触式の温度計で測っているため、実際の表面はもう少し高い可能性があります。

側面は42℃まで上がっていました。

低温やけどの目安とされる44℃には届きませんでしたが、同じところに長く触れ続けるのは避けたほうが安心です。

いま何段階目なのかを確かめてから使う

中で使えば安くなると分かっても、設定をまちがえては意味がありません。

maru

今回の機種で戸惑ったのが、いまどの段階なのか分かりにくい点でした。

コントローラーにはランプが並んでいて、光る色で強(緑)・中(黄)・弱(青)を示します。

運転中のコントローラー。本体が青く光っているので弱で動いている
運転中のランプ<弱>
強で運転中のコントローラー。本体が緑色に光る
運転中のランプ<強>

文字が大きく出るわけではないので、ぱっと見ただけでは段階が読み取れません。

弱にしたつもりで強のまま使っていた、という事態もありえそう。

使い始めるときに、光っている色をひと目たしかめる習慣をつけると安心です。

毛布やひざ掛けを掛けてはいけない

暖かさを逃したくないので、上から毛布を掛けたくなるかもしれません。

ところが取扱説明書には、はっきりと禁止が書かれていました。

「本体に衣類や毛布を掛けて使用しないでください。過熱による故障・火災の原因になります」とあります。

maru

熱がこもって、ヒーターが想定より高い温度になってしまうためです。

ただし、はじめから付いているカバーは話がちがいます。

今回の機種には上面をおおう毛布が付属していて、説明書の各部名称にも載っていました。

付属の毛布は使ってよく、別の毛布や衣類を掛けるのは禁止、という区別になります。

火災につながるから、手持ちのひざ掛けを重ねたくなっても我慢したほうが安全か。

部屋を暖めておくとヒーター側も安くなる

測定で分かったとおり、部屋が暖かいほど足元パネルヒーターは休む時間が増えます。

室温25℃と28℃では、同じ強でも電気代が6%ちがいました。

寒い部屋で足元だけ暖めようとすると、ヒーターはほとんど休まずに動き続けます。

エアコンを止めて足元パネルヒーターだけにすれば節約になりそうですが、そう単純ではありません。

エアコンで部屋をある程度暖めておき、足りない足元をおぎなう形がおすすめ。

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足元パネルヒーターの電気代に関するよくある質問

Q&A画像

パネルヒーターをつけっぱなしにしたら電気代はいくらですか?

今回測定した機種では実測値を単純換算すると、強で24時間あたり約97円、中で約57円です。

ただし、今回の機種は3時間で自動的に電源が切れる仕様で、24時間連続運転を実測した結果ではありません。

室温や設定温度によっても電気代は変わります。

パネルヒーターの電気代は1ヶ月でいくらくらいですか?

使う時間によって変わります。
実測値(強4.03円/時・中2.39円/時)で計算すると、1日3時間なら強で約360円、中で約215円です。
1日8時間と長めに使っても、強で約970円、中なら約575円におさまります。
部屋全体を暖める器具ではないので、エアコンの代わりにはなりませんが、足元だけなら負担の小さい暖房です。

ニトリの足元ヒーターの電気代は?

ニトリの足元ヒーターにも複数の種類があり、消費電力は機種ごとにちがいます。

購入候補の製品ページや取扱説明書で消費電力を確認し、「消費電力(W)÷1,000×使用時間×電気料金単価」で計算してください。

カタログの消費電力に0.6をかけると、実際に近い1時間あたりの電力が見えてきます。
たとえば160Wの機種なら、計算上は4.96円でも実際は3円台におさまる見当です。

一番お金がかからない暖房器具は何ですか?

電気代は消費電力だけでなく、使用時間や温度制御、暖める範囲によって変わります。

足元だけを暖めたい場合は足元パネルヒーターが選択肢になりますが、部屋全体を暖めたい場合は別の暖房器具が必要になることもあります。

電気代と暖めたい範囲をあわせて比較しましょう。

足元パネルヒーターは1時間で何円かかりますか?

実測した機種では、強で4.03円、中で2.39円でした。
動いているときの消費電力200Wをそのまま計算すると6.2円になるので、実際は2円以上安い結果です。

差が出るのは、設定した温度に届くとヒーターがいったん止まるためです。
1時間つけていても、弱なら電気が流れていたのは37分ほどでした。

ただし、実測値は機種や室温、設定によって変わるため、購入候補の機種の電気代を保証する数字ではありません。

まとめ|足元パネルヒーターの電気代は実測で1時間4円だった

まとめ画像

足元パネルヒーターの電気代まとめ(実測・31円/kWh)

スクロールできます
項目分かったこと
1時間の電気代強4.03円/中2.39円(弱は中と同程度)
カタログ計算との差200Wで計算すると6.2円。実際は約6割
1か月(1日8時間)強で約970円/中なら約575円
温度設定を下げると強から中で約4割安くなる
暖かさの変化強・中・弱でほとんど変わらない
表面の温度足を乗せる面34〜37℃/側面37〜42℃
部屋の温度の影響室温が3℃高いと約6%安い
ほかの暖房との差電気ストーブの約9分の1
ホットカーペットの半分以下

足元パネルヒーターの電気代を実際に測ってみると、カタログの数字から計算した金額より2円以上安く済みました。

設定した温度に届くとヒーターがいったん止まるので、1時間ずっと電気を使い続けているわけではないからです。

同じように足元を暖めるホットカーペットは1時間あたり約9円だし、その半分以下で暖められるのはすごいね!

そして測定でいちばん意外だったのが、温度設定を下げても暖かさがほとんど変わらなかった点。

表面の温度を測ると、強でも中でも弱でも40℃前後でほぼ同じです。

暖かさが変わらないのに電気代は4割ちがうので、中にすればさらに得だという結論になります。

maru

こたつのような形から「強は熱すぎるのでは」と身がまえていましたが、実際は体温より少し高い程度です。熱すぎないからこそ、ずっと足を入れていられます。

足元の冷えだけを止めたいなら、小さい負担で長く使える暖房なんだね。

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暖房器具の選び方や使い方は、資源エネルギー庁の無理のない省エネ節約|省エネポータルサイトでも紹介されています。

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